【剣盾シングルS15使用構築】誘殺サンダーオーガ【最高2025-最終1975(332位)】

初めまして!TK²と申します。レート対戦は8世代になってから本格的にやりだし、今回Twitterポケモン垢を作るとともに初めて構築記事なるものを書きました。

(使用構築)

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【構築経緯】

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禁伝ありのルールを初めてやったこともあり、色々な伝説ポケモンを試していたが、その中で某実況者の動画で使われていた瞑想身代わりカイオーガが高火力で通りの良い水技を打ちつつ役割対象を誘って倒せるという点で強いと感じ、軸のポケモンに決めた。

 

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次にカイオーガを最大限生かすにあたってカイオーガを有利対面で着地させることが重要だと感じたため、カイオーガの苦手なポケモンに強く初動が安定するスカーフサンダーを採用した。

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 初手にスカーフサンダーを出した際、ボルトチェンジから禁伝への引き先になれるポケモンとしてHB脱出パックウィンディ、HDバンギラスを採用した。

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ここまで組んで気になった点として、

・挌闘・電気の一貫がある

・ムゲンダイナ、ゼルネアスに勝てない

この2点があったので、これらを解決するために物理珠ドラパルト、チョッキドリュウを採用し、パーティが完成した。

【コンセプト】

・対面操作からカイオーガを着地させて高火力でサイクルを破壊する

・相手の受け駒を誘って崩す。

【個別解説】

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カイオーガ@食べ残し

性格:控え目

特性:雨降らし

実数値:205(236)-×-111(4)-203(116)-161(4)-129(148)

技構成:根源の波動 雷 瞑想 身代わり

 

 構築の始点。瞑想を一回積めば珠サンダーにも打ち勝て、カイオーガミラーにも強くなれる。このポケモンはとにかく選出誘導力が強く、初手に出てくるポケモンを読みやすいのが何より強かった。水技は何を採用するか諸説だが、積まない時、ダイマ時の火力を重視して根源の波動を採用した。外すたびに熱湯にしようとHPを205まで伸ばし瞑想身代わりを採用することでラッキーを破壊するムーブが強力だったが、終盤に身代わり小さくなるラッキーや歌うラッキーが増殖していたので、だんだんと刺さりは悪くなっていった。また、一般的な型のラッキーでも少しHPが削れたり、根源の命中率の関係上決して余裕ではなかったので、珠潮吹き型でもよかったかもしれない。それでも不利な状況から雷麻痺→身代わり連打で巻き返すなど、理不尽な強さを持ったポケモンでもあった。

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サンダー@拘りスカーフ

性格:臆病

特性:静電気

実数値:165-×-106(4)-177(252)-110-167(252)

技構成:ボルトチェンジ 10万ボルト 暴風 熱風

 

 主に初手に投げて展開していく。このポケモンは通常ルールなら一番にメタられるポケモンだが、竜王戦ルールだと特殊受けとしてはイベルタルや黒バドレックスを受けるためにバンギラスが採用されがちであり、受けだししてきたバンギラスボルトチェンジカイオーガ着地というムーブが決まりやすかった。スカーフを持たせることでザシアンや黒バドレックスなどの高速高火力ポケモンに削りを入れつつ引ける点で無難に強かった。このルールにおいて最強の一般枠。

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ウインディ@脱出パック

性格:図太い

特性:威嚇

実数値:197(252)-×-145(252)-120-100-115

技構成:オーバーヒート バークアウト 鬼火 朝の陽ざし 

https://sakku-poke.hatenablog.com/entry/2021/01/10/155302

↑こちらの調整を参考にしました。(無許可なので何かあれば消します)

禁伝に後出しする犬。高火力物理技持ちの禁伝はザシアンや白バドレックスなどこいつがタイプ上有利であり、環境に刺さっていた。後出しした後、サイクルを有利に回し続けられるように持ち物は脱出パック。あまり読まれないのでこれもカイオーガの有利対面を作るのにかなり役立った。鬼火を入れようとしたブラックキュレムゼクロムにダイドラグーンを打たれて勝手に帰っていく瞬間が世界一弱い。また、味方のバンギやオーガの天候のせいで回復できないこともあるなど、性能のわりになにかと不憫な犬だった。

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バンギラス@オボンのみ

性格:生意気

特性:砂起こし

実数値:207(252)-154-131(4)-115-167(252)-72

技構成:岩石封じ 噛み砕く 冷凍ビーム 電磁波

 

 このルールでもっとも優秀な特殊受け。技構成はランドがホイホイでてくるのに刺さる冷凍ビーム、カイオーガのサポートもできる電磁波とタイプ一致かつ黒バドレックスを迅速に処理できる噛み砕く。ステルスロックはこの高火力環境で長期的なサイクルを回すのは無理だと考えて切った。それ以外は一般的なバンギ。砂下であればカイオーガのダイストリームも余裕で耐えるなど、禁伝環境においてもこのポケモンの数値の高さは際立っていた。

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ドラパルト@命の珠

性格:陽気

特性:クリアボディ

実数値:163-172(252)-95-×-96(4)-213(252)

技構成:ドラゴンアロー ゴーストダイブ 竜の舞 身代わり

 ムゲンダイナを上から処理するために珠持ち。身代わりを入れている理由は、受けだししてきたテッカグヤに宿り木透かし→龍舞で相手のダイマを誘って裏に引き、その後こっちのダイマを一方的に通すため。その他にも多い悪ウーラオスの不意打ちを透かす、三日月の舞読みで押すなど汎用性の高い技だった。しかしムゲンダイナの中にも特別HBに厚い方が出てくるなど、結局択になるので本当にムゲンダイナに強いかは微妙だった。

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ドリュウズ@突撃チョッキ

性格:意地っ張り

特性:砂かき

実数値:185-205(252)-81(4)-×-85-140(252)

技構成:地震 アイアンヘッド ロックブラスト 瓦割

 主な目的はゼルネアスの処理と選出画面での電気の一貫切り。瓦割を採用することで壁展開を阻止できる+ダイナックルの媒体となる。構築に最後に求めていた枠にピッタリとはまると思いウキウキしていたが、構築記事をみて他にも多くの方が同じ型を使っていたのでショボーンとなった。このポケモンも選出圧力が強く、サンダーがうかつにボルチェンを打てなかったり、受け側は必ずムドーかヌオーを選出しなくてはいけなかったりと、選出が読みやすくなった。地味に重いディアルガに強かったりする。個人的に8世代のグラフィックで一番好き。

 

【基本選出】

対ラプザシアン

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 オーガの水の一貫を切るため初手にラプラスが出てくることが多いので、サンダー対面をつくると必ずダイマックスを切ってくるので、そこにカイオーガを後なげし瞑想の起点にしつつ壁ターンを枯らす。注意すべきはザシアンの後投げされるタイミングと弱点保険のケア。ラプザシアンのラプラスは年度だと思っていたら2回弱点保険が発動した。なので基本は素引きだが、こっちの選出によっては弱点保険を切って立ち回る必要があった。

対受けループ

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 初手にサンダーを投げて引き先のラッキーにカイオーガを合わせて起点にしていく。気を付けなくてはいけないのが毒菱で、初手に出てくるヒトデは大体毒菱で、サンダーと対面しても突っ張ってくるので、ボルチェン→カイオーガ出しで引きと突っ張りの両対応ができる。

対ムゲンダイナ入りサイクル

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初手にドラパを投げてから上記のように崩しを狙うが、ドラパルトにムゲンダイナが突っ込んでくるかがプレーヤ次第であったので、勝率は高くない

対オーガサンダーナット

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サンダーがスカーフなので初手投げが安定するが、相手のナットレイが重いため、バンギの電磁波やオーガの身代わりを絡めて何とかしていた。

【反省】

 この構築はとりあえずカイオーガを使ってみようと思って作ったいわばプロトタイプ的な構築であり、この構築でシーズン中盤に瞬間1位も取れたので、それに甘えてそのまま使ってしまいました。なので調整はかなり適当になってしまっています。その後、この構築では

・基本選出で電気の一貫が切れてない

・ムゲンダイナの処理が相手の振り方・立ち回り次第になる

・急増したガマゲロゲが重すぎる

などの課題があり、軸の考え方は変えずに別の並びを使っていたが思ったような結果が出ず、最終日にはこの構築に戻ってきました。結果はあまり出なかったですが、初めて最終日の夜遅くまで潜り続けられたことで、憧れの強者たちとマッチングできたことはとてもいい経験になりました。来シーズンは他の禁伝にふれながらもっと強い構築を組んで結果を出していきたいと思います。

 

 

NBAについて】

ここからは記事とは関係ないです。僕は今までNBAについてのアカウントを持っていましたが、ポケ勢の方々と考えを共有したいと思い、新しくポケモン垢を作りました。NBAは八村塁の影響もあり、日本でも盛り上がってきています。ポケモン好きでNBAも好きという人はなかなかいないと思いますが、もし僕と同じような趣味の方がいたら、仲良くしてくださるとありがたいです!