単体考察:封印ミロカロス ~物理受け+対ポリヒトデ~
こんにちは。シーズン18は全く結果が出なかったので、代わりにちょこちょこやっていた単体考察で面白かったものを紹介したいと思います。
特性:ふしぎなうろこ
持ち物:火炎玉
技構成:熱湯 冷凍ビーム 自己再生 封印
配分:HBぶっぱ
一般的な物理受けのミロカロス。環境にいるエースバーンやランドロスなどの物理アタッカーに強く、タイプ一致ダイストリームによる受け駒にしては高いダイマ性能もある。環境にいる耐久水はカプレヒレが多いが、再生技がないため役割集中に弱いという課題があり、ミロカロスは自己再生を覚えるという点で差別化はできると考えた。一方、従来の火炎玉ミロカロスの弱点として、相手の耐久ポケモンと対峙した時に何もできないという欠点があった。
そこで、火炎玉ミロカロスの単体性能は、熱湯+自己再生さえあれば確保できると考え、残りの枠として封印を採用した。この技は今環境で流行っていたポリヒトデに対して崩しを行うために採用した。封印は「相手が自分同じ技を覚えていたら相手だけその技を使えなくする。」という効果があり、ポリゴン2、ドヒドイデ共に回復技は「自己再生」なので、この技を使うことで相手は回復させることができない。さらにこの技の効果はミロカロスが場にいる限り永続なので、再生力を発動させるためドヒドイデがポリゴン2に交代しても、今度はポリゴン2が回復できないので、こちらは熱湯と自己再生を繰り返すだけで挑発択のような択もなく、じわじわと相手のHPのみが削れていく。また、火炎玉でやけどになることで、ドヒドイデの毒やポリゴン2のトラアタ凍りや放電麻痺などの追加効果もシャットアウトできる点が強い。
取り巻きとしては、特殊方面を受けるためのHDポリゴン2に加えて、電気の一貫切り、威嚇ととんぼ返りによりミロカロスの火炎玉を安全に発動出来る、ミロカロス+ポリゴン2のサイクルを回した後のスイーパーになれるという点で、スカーフランドロスを採用した。ランドロスにステルスロックを入れると、回復できなくなったポリゴン2から相手の他のポケモンへの交代に刺さるので、ステロはかなり重宝した。
@1の技に関しては、相手の草やガブリアスへの打点となる冷凍ビームを採用した。黒い霧が欲しい場面が多かったが、黒い霧が遺伝技である+進化に通信交換が必要だったため、友だちの居ない僕は泣く泣く冷凍ビームのまま使った。
使ってみると火傷してない時の繰りだし性能が皆無だったり、鉢巻ウーラオスのインファイトが受からなかったり、何より火傷の定数ダメージがめちゃ痛かったりしたので、思ったより繊細なポケモンだなと感じた。しかし何より相手のポリゴン2を熱湯で削ったり火傷させたあと、自己再生に合わせて封印を打った時の相手の困った間をみるとニチャニチャが止まらないのでお勧めです。
従来の火炎玉ミロカロスと同じ感覚で使える上に崩し手段もあり、取り巻き次第ではそこそこやれる気がしたので、興味があれば使ってみていただければありがたいです。