【SVシングルS1使用構築】デカブラカイリュー【最終244位】
こんにちは。TK²改めオーホリと申します。シーズン1で使った構築を紹介します。
【構築経緯】
最終日に自分の構築に自信がなさ過ぎて絶望していたが、お相手に使われたデカヌチャン+ブラッキー+カイリューの並びが、再現性が高く強く使いやすいと感じたので、最終日4時から急遽使いだした。残りの三枠は本構築のカイリューの発案者であるエルブレスさんの記事を参考にガブリアス+サザンドラ+サーフゴーを採用した。
↓参考にさせていただいた記事
【単体紹介】
デカヌチャン@ふうせん
性格:陽気
特性:かたやぶり
実数値:191(244)-96(4)-98(4)-×-28(12)-157(228)
技構成:デカハンマー はたきおとす ステルスロック アンコール
テラスタイプ:水
HD 臆病眼鏡サザンドラの火炎放射確定耐え、眼鏡大文字が乱数一発(31.3%)
S 最速コノヨザル抜き
今作で最も良デザインなポケモン。ステロまけてそこそこ早く、耐性的に環境トップのポケモンに動かしやすいフェアリー枠がこいつしかいなかった。マスカーニャやサザンドラなど、従来のステロ巻きで少しめんどくさい相手に強気に動ける、ステロ巻きびしガブリアスを完封する、かたやぶりでサーフゴーにアンコール入れて裏の起点にしたりするなど、このポケモンにしかできない動きが多いのが強かった。テラスタイプはほのおテラスガブに対抗するための水だが、基本カイリューにテラスタルを切るので活きたことはない。最終日は拘ってない身代わりや挑発持ちのサザンドラが多かったのがかなりきつかった。
ブラッキー@たべのこし
性格:図太い
特性:シンクロ
実数値:202(252)-×-162(140)-80-161(84)-89(89)
技構成:イカサマ 守る 願い事 欠伸
テラスタイプ:毒
HD 臆病眼鏡サザンドラの流星+C-2流星を残飯込み耐え
S 無振りアーマーガア抜き抜き
B 余り
普通のブラッキー。多くの人が言っているように、環境に多く存在するドラゴンタイプに動きやすく、特にドラパルトにはほとんどの型に安定するのが偉いポイントだった。普通の型なので特に語ることはないが、特性シンクロは最終日爆増していた電磁波サーフゴーに麻痺を入れるのに役立った。テラスタイプはフェアリー半減でエスパー技を打たれにくいため毒だが、基本カイリューにテラスタルを切るので活きたことはない。最終日は拘ってない身代わりや挑発持ちのサザンドラが多かったのがかなりきつかった。
カイリュー@ラムのみ
性格:意地っ張り
特性:マルチスケイル
実数値:198(252)-170(4)-124(68)-×-124(28)-120(156)
技構成:テラバースト 龍の舞 アンコール 羽休め
テラスタイプ:ひこう
この構築の圧倒的エース。前述した二体で場づくりした後、このポケモンですべて破壊していた。多くの構築で使われていたのでご存じの人もいるかと思うが、ラウドボーンやヘイラッシャなどの天然勢をアンコールでシャットダウンでき、一貫性の高い飛行技をタイプ一致で打て、高い数値+マルチスケイル+回復技を兼ね備えるこのポケモンはまさに最強。このポケモンですべての相手のポケモンを倒す前提だったので持ち物はラムのみだが、原案どおりゴツメにしないと相手のドドゲザンが厄介なので、これは一長一短。7世代のメガボーマンダ、8世代のアーマーガアの系譜を継ぐ飛行積みエースの最強格。
ガブリアス@気合の襷
性格:陽気
特性:鮫肌
実数値:183-182(252)-116(4)-×-105-169(252)
テラスタイプ:フェアリー
電気の一貫を切りたいからガブリアス。カイリューが飛行ワンウェポンなため、カイリューが出せないジバコイル入りに対して選出した。デカヌチャンが出せないときのステロ巻きたい、カイリュー出せないときのエースとなりたいと考えてこんな技構成になった。ドラゴンミラーに強く出れるフェアリーテラスにしたが、唯一テラスタルした試合はマリルリ対面テラスタル地震を打ったら、サザンを後投げされてその後鋼サザンにボコられたので、活きた試合はなかった。それでも思いサーフゴーとジバコイルに強い貴重なポケモンだったので外せなかった。
サーフゴー@隠密マント
性格:控え目
特性:黄金の体
実数値:193(244)-×-117(12)-198(212)-112(4)-109(36)
技構成:ゴールドラッシュ シャドーボール きあいだま 自己再生
テラスタイプ:ゴースト
前述のエルブレスさんの構築に入っていたのでパク参考にしたポケモン。カイリューで勝てないキョジオーンに対するメタ枠。最終日のきあいだまの命中率は0/1。
サザンドラ@こだわり眼鏡
性格:臆病
特性:浮遊
実数値:167-×-111(4)-177(2529-110-165(252)
技構成:流星群 悪の波動 大文字 ラスターカノン
テラスタイプ:鋼
元記事では主にセグレイブ意識で採用されていて、自分も脳死で採用したが、よく考えるとこの構築では風船デカヌチャンでセグレイブはある程度見れるため、このポケモンの存在意義がなくなってしまった。選出回数まさかの0回。選出画面で圧力をかけていたとポジティブに考えることができるかもしれない。
【最終順位】244位
以上です。正直最終日当日に即席で作ったパーティなので完成度は低いですが、軸のデカヌチャン+カイリューの並びは間違いなく強かったので、参考にしていただけるとありがたいです。最後まで読んでくださってありがとうございました。
【最後に】
Youtubeでこの構築を使っている動画上げているのでよかったら見てください!
【ボツ案】両壁黒バド+ラグラージ
黒バドレックス
持ち物:拘り眼鏡
技構成:アストラルビット サイコキネシス 光の壁 リフレクター
調整:臆病CSぶっぱ
持ち物:オボンの実
調整:呑気 H252 B212 D44
・陽気A252振りザシアンの+1じゃれつくをオボン込み乱数2発(9.4%)
・臆病珠サンダーのダイジェット×2+暴風を壁オボン込みで3耐え
・最遅
竜王戦環境において、禁止伝説やエースバーン、ランドロス、サンダーなどとのダイマックス択を安定して制するのは困難と感じ、「相手の選択肢を制限することで、両対応を可能にする」ことができると強いと考え、この型の黒バドレックスを考えた。
黒バドレックスというポケモンは、高速+非ダイマでの一致高火力技を持っているという点で、先述したような相手のアタッカーと対面した際に、ダイマ or 裏のノーマルや悪タイプに引くという2択になりやすい。そこで黒バドに両壁を持たせることで、その両方に対応でき、その後の強い展開ができると考えた。壁を貼った後は裏のラグラージに引いてダイマを欠伸で受け流す or 安全にステロ欠伸展開をすることで、こちらのダイマエースを通したり、黒バドで一掃したりすることを目指す。黒バドは圧倒的な素早さがあるので、ダイマックス技をくらって体力が削れた状態でもスイーパーとしての役割を持ちやすい。S18の1位の方の両壁スカーフテテフを参考にした。
持ち物は攻撃技一致2ウェポンのみ+非ダイマで一番使いやすい眼鏡で試運転したが、前述のテテフと違って元から素早さが高いので、珠やお札、襷など他のアイテムも考慮の余地大いにあり。調整に関しても、眼鏡だと火力に余裕があるので、耐久振りにして積アタッカーに後投げ→壁貼って耐える→裏で流して黒バド再展開なんかができて面白いかも。サンダーザシアン系統の対面構築には理想通りの展開が決まることが多かったのでこの二匹自体の感触は悪くなかったが、取り巻きが固められず、またリアルの事情で最終日潜れなさそうだったので途中で断念。
雑な記事で申し訳ないですが、択の多くなりがちな黒バドで、少しでも択の少なく強い動きができるように考えたので、良かったら参考にしてみてください。
【剣盾シングルS21使用構築】瞬足ダイナスタン【最高最終2106(86位)】
こんにちは。TK²という者です。今回は自身初の2100に到達できた構築を紹介します。面白いポケモンを使っていたので見ていただけると嬉しいです。
【使用構築】
【構築経緯】
様々な禁止伝説を試す中で、型の読み違いで一気に負けに繋がるパワーを持ち、相手にしていて最強だったムゲンダイナから構築を考え始めた。
次にザシアンやネクロズマへの引き先となりつつ、ゴツゴツメットの定数ダメージによって裏の攻撃圏内に入れることができるギルガルド、電気の一貫を切りつつギルガルドの物理の役割集中を緩和したり、ムゲンダイナを展開するためサポートの出来るカバルドンを採用した。
ここまででカイオーガや黒バドレックスが重いので、グラスフィールドによる周りのサポートとサイクルで荒らした後のスイーパーの役割を持てるゴリランダー、裏のポケモンの起点作成や、相手の搦手を阻止できるタチフサグマを採用した。
最後に龍の一貫を切りつつ、ムゲンダイナの苦手なバンギラスやヒードラン、受けに対して崩しを行えるカプ・テテフを採用し、構築が完成した。
【コンセプト】
サイクルを回しながら攻め駒の一貫を作る
想定外の勝ち筋を押し付けて相手のプランを崩す
【個別解説】
ムゲンダイナ@パワフルハーブ
性格:控え目
特性:プレッシャー
実数値:229(108)-×-116(4)-211(212)-117(12)-172(172)
技構成:ダイマックス砲 火炎放射 メテオビーム 高速移動
C-H252ザシアンをメテオビーム&C+1火炎放射で確定
S-最速ウツロイド抜き抜き
火力、耐久、速さ、この世の全てを手に入れた龍。ムゲンダイナは一般的に耐久型がメジャーなため、それを崩すため耐久ムゲンダイナ前提のポケモンを後出ししてくることが多い。それらのポケモンに対してメテオビームとC+1ダイマックス砲によって受けられない火力を押し付ける。最終日は数多のヤドキングを葬り去った。地味に構築単位できついウルガモスに強くなれるのも評価点の一つ。Sはミラーに負けまくり、ガブリアスや何故か増えていた化身ランドロスの上を取りたいと思い、最終日に最速ウーラ抜きからここまで上げたが、結局ミラーに勝つことはなかった。
技構成はメインウェポンのダイマックス砲と鋼に打つ火炎放射、Cを上げるためのメテオビームの3ウェポン。そして最後に高速移動を採用したが、この技が本当に強かった。ムゲンダイナというポケモンは技範囲は広いが一貫しづらく、本来のアタッカー型ムゲンダイナの場合、珠やハーブ、眼鏡だと相手の高速ポケモンに上から縛られやすく、スカーフだと技の一貫を相手の2体で切られるだけで苦しいという問題点があった。そこで高速移動を採用することで、本来上から縛ることを想定していたザシアンや黒バドレックス、スカーフサザンドラやヒヒダルマに対して逆に縛り返したり、こちら有利対面で裏ザシアンなどの場合、こちらの高速移動が安定択になるなど、想定外の勝ち筋を押し付けることができた。
メテオビームを打つたびにハラハラするし、自己再生が欲しいと思う場面は多々あったが、勝ったと思っている相手に対して意表を突く高速移動で捲っていくのは爽快だった。間違いなくこの構築のMVP。
特性:バトルスイッチ
実数値:ブレード 167(252)-160-93(116)-160-88(140)-72
シールド 167(252)-70-192(116)-70-178(140)-72
技構成:シャドーボール アイアンヘッド 影打ち キングシールド
HD-無補正C252ゼルネアスのC+2ムーンフォース乱数2発(8.2%)
HB-なるべく高く
主にザシアンに投げるクッション。持ち前の耐性を活かして裏のゴリランダーやムゲンダイナの圏内に入れるのが仕事。同じザシアン受けのウィンディやヌオーと違う点として、環境に多かったウオノラゴン+ザシアンの両方に弱くないという点がある。この構築はザシアンを受けきることが目的ではないので、回復ソースが無いながらも裏にある程度負担をかけれるギルガルドを採用した。構築単位でゼルネアスがきつすぎるため一応Dに振っているのが、振ったところで尚きついのでHBぶっぱでもよかったかもしれない。最終日は全ザシアンが炎の牙を持っていたので、ただただ鉄屑となった哀れなポケモン。
カバルドン@オボンの実
性格:呑気
特性:すなおこし
実数値:215(252)-132-176(172)-×103(84)-57 *S個体値24
HD-黒バドレックスのお札アストラルビット確定耐え
HB-ザシアン意識でできるだけ高く(A特化ザシアンの+1巨獣斬がオボン込みで14.1%の乱数2発
S-最遅ラグ抜かれ
普通の起点カバ。特に役割対象ないが、刺さっている構築に対して投げてムゲンダイナの起点を作る。サンダーの珠ジェット耐えとかがなくなったので、黒バドにうっすら行動保障を持てるようにした。もっといい調整があるはずなので教えてください。こっちの裏のポケモンをみて積みポケモンがいないと思われるせいか、結構簡単に眠らせてくれることも多く、ムゲンダイナの起点にしていた。吠えるについては触れないでください。(遺伝めんどい)
ゴリランダー@拘り鉢巻
性格:意地っ張り
特性:グラスメイカー
実数値:193(140)-193(244)-119(68)-×-91(4)-112(52)
技構成:グラススライダー ウッドハンマー 叩き落とす 10万馬力
HB-無補正A252振り悪ウーラオスの鉢巻暗黒強打耐え、特化ザシアンの+1巨獣斬が37.5%の乱数1発
A-できるだけ高く
S-無振りランドロス抜き
ゴリラ。主に物理アタッカーに行動保障を持たせたことで、初手への置きやすさがグンと上がる。Sラインを無振りランド抜きにしておくことで、初手で対面した際の特性表示順で、大体スカーフかそれ以外か判定できるので、こちらのゲームプランを立てやすくなるのが良かった。技は一般的な鉢巻ゴリラの構成だが、10万馬力を採用することでザシアンに対して突っ張りと、こちらのギルガルドやカバルドンに対する相手のウオノラゴンやウーラオスへの釣り出しへの両対応ができるようになった。1サイクル目でザシアンに大きな削りを入れることで、ムゲンダイナのメテオビームやギルガルドのゴツメ、自身のスライダー圏内に入れることができるため、ゲームプランを立てやすくなるので非常に便利だった。というか受け出しザシアンに対してウッドハンマーが半分入るの普通におかしい。やはり使用率一位は伊達じゃない。
タチフサグマ@拘りスカーフ
性格:陽気
特性:負けん気
実数値:169(4)-142(252)-121-×-101-161(252)
技構成:叩き落とす 捨て身タックル 捨て台詞 すり替え
黒バドが重すぎて入ってきたスカーフ枠のクマ。タイプが偉く耐久無振りでも黒バドに後出しできるので、初手以外にも出しやすかった。負けん気が地味に偉くて、初手出しされやすいランドロスと対面すれば、脳死で叩き落とす打っているだけでサイクル有利になることもあった。スカーフすり替えによって、ここまで警戒の薄い相手の壁やねばねばネット展開を阻害しつつ、相手の交代際に捨て台詞を放つのはこのポケモンにしかできない仕事。しかし火力は貧弱であり、捨て身タックルを採用してもなおウーラオスに確2を取れない始末。ザシアンに何もできなかったりと有利不利がはっきりしているので、出しどころを間違えないようにするのが重要なポケモンだと感じた。個人的に剣盾で初めて自分で組んだパーティに入っていたポケモンなので、こいつと2100に来れたのはとても嬉しかった。
カプ・テテフ@カゴの実
性格:控え目
特性:サイコメーカー
実数値:175(236)-×-95-183(132)-135-133(140)
H-16n-1でできるだけ高く
C-余りでできるだけ高く
S-準速マンムー抜き
最終日に構築に入ってきたフェアリー枠であり構築の穴埋め的存在。ムゲンダイナが不利を取るヒードランやバンギラスに役割集中でき、受けにも強い駒として採用。型は怒り挑発や瞑想気合玉などを考えたが、最終的には上記の役割を一番こなせそうで某実況者が使っていた瞑想眠る型をほぼパクった。構築単位でマンムーが重すぎたため、Sラインだけ変更したのだが、最終日2回マンムーと対面して、調整が活きて嬉しかった。1回は鉢巻地震で吹き飛んだ。選出回数は最下位だが、期待した役割はきちんと果たしてくれた。最終日相手のヒードランのマグマストームを3連でかわした神ポコ。ゴキブリが守り神に勝てると思うな。
【選出】
vsザシアン: ゴリラ、ダイナ、カバ、ガルドから3体
初手には大体ゴリラを置き、サイクルを回して疲弊した後ゴリラorダイナでスイープするのが理想。特にエラがみで拘ったウオノラゴンに対してダイナが高速移動を積むのは読まれにくく、ザシアンを一回ゴツメに触れさせさえすれば、相手のスカーフ+ザシアンをそのまま貫くことができた。如何にザシアン以外のポケモンとダイナの対面を作って抜きに行くかが重要。
vs黒バド: クマ、ダイナ、カバ、ゴリラから3体
初手にタチフサグマを投げると、相手のウーラオスと対面した際にこちらが受からないので、初手に黒バド以外に強いポケモンを置きつつ裏にクマを置くことで、有利対面叩き落とすでテンポを取っていきやすかった。火力アップアイテムのない黒バドに対して行動保障があり、ステロ&C+1ダイマ砲で無振り黒バドが75%で落ちるので、取り巻きに強ければダイナも積極的に出した。
vsカイオーガ: ゴリラ 、ダイナ、カバ、クマから3体
ダイナの通りが比較的いいので、ゴリラオーガ対面作ったら裏のサンダー交代読みでダイナに釣り交換を決めれば、数的優位をとって詰めていく。ただ初手のジャンケンに負けるとこちらにオーガの明確な引き先がいないことから、苦しい展開になりやすかった。
vsイベルタル: テテフ、ダイナ、カバ、ゴリラから3体
超絶有利構築。イベルタル入りはダイナの処理をヤドキングに一任していることが多く、初手イベルダイナ対面でメテオビームを押すだけで簡単に勝利することができた。
引き先にヒードランがいる場合は初手にテテフを投げ、先にヒードランを瞑想ショックで削ってからダイナを通すことを意識した。
vsゼルネアス:ガルド、ゴリラ、ダイナ、クマから3体
超絶不利構築。ガルドは絶対選出。上手いことスカトリで壁展開を阻止したり、キンシで壁ターンを稼いでスライダー圏内に入れたりするなど、シビアな立ち回りを強いられる。おまけにゼルネアスの裏の積みエースが大体ガルドに強いので、ゼルネアスをやっとのことで倒しても、裏エースに破壊されることも多かった。最終日はひたすらこのポケモンに当たらないことを願いながら潜っていた。
vs受け:テテフ、カバ、ダイナ
最終日一切当たらなかったので何とも言えないが、カバで場づくりしつつテテフを通していくイメージ。テテフとダイナで特殊受けに役割集中をかける。最終日前日にスカーフミミッキュ+受けという構築になすすべなく負け、「これが強い構築というものか」と実感した。
【レンタル】
【結果】TNソード 137勝93敗 レート2106 最終86位
【後語り】
今期は最終日5日前くらいまで3000位付近を彷徨っており、これとは別の構築でなんとか3桁まで行けたものの、いまいち構築に自信が持てないままでした。そんな時にこのムゲンダイナの型を思いつき、お試し半分で構築を組みました。結果的に初の2100を取ることができ、とても驚いています。最終日は明らかに運が上振れていると感じることもあり、構築の本来の強さ以上の結果がついてきたような気もします。しかし今回の構築はその前に使っていた構築に比べて使っていて圧倒的に楽しかったので、精神的に楽な気持ちで臨めたのは良かったのかもしれません。来期は恐らく潜れないと思いますので、この記事を読んで「瞬足ダイナ」に興味を持った方は、是非僕の代わりに使っていただけるとありがたいです。シーズン21お疲れさまでした。
単体考察:封印ミロカロス ~物理受け+対ポリヒトデ~
こんにちは。シーズン18は全く結果が出なかったので、代わりにちょこちょこやっていた単体考察で面白かったものを紹介したいと思います。
特性:ふしぎなうろこ
持ち物:火炎玉
技構成:熱湯 冷凍ビーム 自己再生 封印
配分:HBぶっぱ
一般的な物理受けのミロカロス。環境にいるエースバーンやランドロスなどの物理アタッカーに強く、タイプ一致ダイストリームによる受け駒にしては高いダイマ性能もある。環境にいる耐久水はカプレヒレが多いが、再生技がないため役割集中に弱いという課題があり、ミロカロスは自己再生を覚えるという点で差別化はできると考えた。一方、従来の火炎玉ミロカロスの弱点として、相手の耐久ポケモンと対峙した時に何もできないという欠点があった。
そこで、火炎玉ミロカロスの単体性能は、熱湯+自己再生さえあれば確保できると考え、残りの枠として封印を採用した。この技は今環境で流行っていたポリヒトデに対して崩しを行うために採用した。封印は「相手が自分同じ技を覚えていたら相手だけその技を使えなくする。」という効果があり、ポリゴン2、ドヒドイデ共に回復技は「自己再生」なので、この技を使うことで相手は回復させることができない。さらにこの技の効果はミロカロスが場にいる限り永続なので、再生力を発動させるためドヒドイデがポリゴン2に交代しても、今度はポリゴン2が回復できないので、こちらは熱湯と自己再生を繰り返すだけで挑発択のような択もなく、じわじわと相手のHPのみが削れていく。また、火炎玉でやけどになることで、ドヒドイデの毒やポリゴン2のトラアタ凍りや放電麻痺などの追加効果もシャットアウトできる点が強い。
取り巻きとしては、特殊方面を受けるためのHDポリゴン2に加えて、電気の一貫切り、威嚇ととんぼ返りによりミロカロスの火炎玉を安全に発動出来る、ミロカロス+ポリゴン2のサイクルを回した後のスイーパーになれるという点で、スカーフランドロスを採用した。ランドロスにステルスロックを入れると、回復できなくなったポリゴン2から相手の他のポケモンへの交代に刺さるので、ステロはかなり重宝した。
@1の技に関しては、相手の草やガブリアスへの打点となる冷凍ビームを採用した。黒い霧が欲しい場面が多かったが、黒い霧が遺伝技である+進化に通信交換が必要だったため、友だちの居ない僕は泣く泣く冷凍ビームのまま使った。
使ってみると火傷してない時の繰りだし性能が皆無だったり、鉢巻ウーラオスのインファイトが受からなかったり、何より火傷の定数ダメージがめちゃ痛かったりしたので、思ったより繊細なポケモンだなと感じた。しかし何より相手のポリゴン2を熱湯で削ったり火傷させたあと、自己再生に合わせて封印を打った時の相手の困った間をみるとニチャニチャが止まらないのでお勧めです。
従来の火炎玉ミロカロスと同じ感覚で使える上に崩し手段もあり、取り巻き次第ではそこそこやれる気がしたので、興味があれば使ってみていただければありがたいです。
【剣盾シングルS15使用構築】誘殺サンダーオーガ【最高2025-最終1975(332位)】
初めまして!TK²と申します。レート対戦は8世代になってから本格的にやりだし、今回Twitterのポケモン垢を作るとともに初めて構築記事なるものを書きました。
(使用構築)
【構築経緯】
禁伝ありのルールを初めてやったこともあり、色々な伝説ポケモンを試していたが、その中で某実況者の動画で使われていた瞑想身代わりカイオーガが高火力で通りの良い水技を打ちつつ役割対象を誘って倒せるという点で強いと感じ、軸のポケモンに決めた。
次にカイオーガを最大限生かすにあたってカイオーガを有利対面で着地させることが重要だと感じたため、カイオーガの苦手なポケモンに強く初動が安定するスカーフサンダーを採用した。
初手にスカーフサンダーを出した際、ボルトチェンジから禁伝への引き先になれるポケモンとしてHB脱出パックウィンディ、HDバンギラスを採用した。
ここまで組んで気になった点として、
・挌闘・電気の一貫がある
・ムゲンダイナ、ゼルネアスに勝てない
この2点があったので、これらを解決するために物理珠ドラパルト、チョッキドリュウを採用し、パーティが完成した。
【コンセプト】
・対面操作からカイオーガを着地させて高火力でサイクルを破壊する
・相手の受け駒を誘って崩す。
【個別解説】
カイオーガ@食べ残し
性格:控え目
特性:雨降らし
実数値:205(236)-×-111(4)-203(116)-161(4)-129(148)
技構成:根源の波動 雷 瞑想 身代わり
構築の始点。瞑想を一回積めば珠サンダーにも打ち勝て、カイオーガミラーにも強くなれる。このポケモンはとにかく選出誘導力が強く、初手に出てくるポケモンを読みやすいのが何より強かった。水技は何を採用するか諸説だが、積まない時、ダイマ時の火力を重視して根源の波動を採用した。外すたびに熱湯にしようとHPを205まで伸ばし瞑想身代わりを採用することでラッキーを破壊するムーブが強力だったが、終盤に身代わり小さくなるラッキーや歌うラッキーが増殖していたので、だんだんと刺さりは悪くなっていった。また、一般的な型のラッキーでも少しHPが削れたり、根源の命中率の関係上決して余裕ではなかったので、珠潮吹き型でもよかったかもしれない。それでも不利な状況から雷麻痺→身代わり連打で巻き返すなど、理不尽な強さを持ったポケモンでもあった。
サンダー@拘りスカーフ
性格:臆病
特性:静電気
実数値:165-×-106(4)-177(252)-110-167(252)
技構成:ボルトチェンジ 10万ボルト 暴風 熱風
主に初手に投げて展開していく。このポケモンは通常ルールなら一番にメタられるポケモンだが、竜王戦ルールだと特殊受けとしてはイベルタルや黒バドレックスを受けるためにバンギラスが採用されがちであり、受けだししてきたバンギラスにボルトチェンジ→カイオーガ着地というムーブが決まりやすかった。スカーフを持たせることでザシアンや黒バドレックスなどの高速高火力ポケモンに削りを入れつつ引ける点で無難に強かった。このルールにおいて最強の一般枠。
ウインディ@脱出パック
性格:図太い
特性:威嚇
実数値:197(252)-×-145(252)-120-100-115
技構成:オーバーヒート バークアウト 鬼火 朝の陽ざし
https://sakku-poke.hatenablog.com/entry/2021/01/10/155302
↑こちらの調整を参考にしました。(無許可なので何かあれば消します)
禁伝に後出しする犬。高火力物理技持ちの禁伝はザシアンや白バドレックスなどこいつがタイプ上有利であり、環境に刺さっていた。後出しした後、サイクルを有利に回し続けられるように持ち物は脱出パック。あまり読まれないのでこれもカイオーガの有利対面を作るのにかなり役立った。鬼火を入れようとしたブラックキュレムやゼクロムにダイドラグーンを打たれて勝手に帰っていく瞬間が世界一弱い。また、味方のバンギやオーガの天候のせいで回復できないこともあるなど、性能のわりになにかと不憫な犬だった。
バンギラス@オボンのみ
性格:生意気
特性:砂起こし
実数値:207(252)-154-131(4)-115-167(252)-72
技構成:岩石封じ 噛み砕く 冷凍ビーム 電磁波
このルールでもっとも優秀な特殊受け。技構成はランドがホイホイでてくるのに刺さる冷凍ビーム、カイオーガのサポートもできる電磁波とタイプ一致かつ黒バドレックスを迅速に処理できる噛み砕く。ステルスロックはこの高火力環境で長期的なサイクルを回すのは無理だと考えて切った。それ以外は一般的なバンギ。砂下であればカイオーガのダイストリームも余裕で耐えるなど、禁伝環境においてもこのポケモンの数値の高さは際立っていた。
ドラパルト@命の珠
性格:陽気
特性:クリアボディ
実数値:163-172(252)-95-×-96(4)-213(252)
技構成:ドラゴンアロー ゴーストダイブ 竜の舞 身代わり
ムゲンダイナを上から処理するために珠持ち。身代わりを入れている理由は、受けだししてきたテッカグヤに宿り木透かし→龍舞で相手のダイマを誘って裏に引き、その後こっちのダイマを一方的に通すため。その他にも多い悪ウーラオスの不意打ちを透かす、三日月の舞読みで押すなど汎用性の高い技だった。しかしムゲンダイナの中にも特別HBに厚い方が出てくるなど、結局択になるので本当にムゲンダイナに強いかは微妙だった。
ドリュウズ@突撃チョッキ
性格:意地っ張り
特性:砂かき
実数値:185-205(252)-81(4)-×-85-140(252)
主な目的はゼルネアスの処理と選出画面での電気の一貫切り。瓦割を採用することで壁展開を阻止できる+ダイナックルの媒体となる。構築に最後に求めていた枠にピッタリとはまると思いウキウキしていたが、構築記事をみて他にも多くの方が同じ型を使っていたのでショボーンとなった。このポケモンも選出圧力が強く、サンダーがうかつにボルチェンを打てなかったり、受け側は必ずムドーかヌオーを選出しなくてはいけなかったりと、選出が読みやすくなった。地味に重いディアルガに強かったりする。個人的に8世代のグラフィックで一番好き。
【基本選出】
対ラプザシアン
オーガの水の一貫を切るため初手にラプラスが出てくることが多いので、サンダー対面をつくると必ずダイマックスを切ってくるので、そこにカイオーガを後なげし瞑想の起点にしつつ壁ターンを枯らす。注意すべきはザシアンの後投げされるタイミングと弱点保険のケア。ラプザシアンのラプラスは年度だと思っていたら2回弱点保険が発動した。なので基本は素引きだが、こっちの選出によっては弱点保険を切って立ち回る必要があった。
対受けループ
or
初手にサンダーを投げて引き先のラッキーにカイオーガを合わせて起点にしていく。気を付けなくてはいけないのが毒菱で、初手に出てくるヒトデは大体毒菱で、サンダーと対面しても突っ張ってくるので、ボルチェン→カイオーガ出しで引きと突っ張りの両対応ができる。
対ムゲンダイナ入りサイクル
初手にドラパを投げてから上記のように崩しを狙うが、ドラパルトにムゲンダイナが突っ込んでくるかがプレーヤ次第であったので、勝率は高くない
対オーガサンダーナット
サンダーがスカーフなので初手投げが安定するが、相手のナットレイが重いため、バンギの電磁波やオーガの身代わりを絡めて何とかしていた。
【反省】
この構築はとりあえずカイオーガを使ってみようと思って作ったいわばプロトタイプ的な構築であり、この構築でシーズン中盤に瞬間1位も取れたので、それに甘えてそのまま使ってしまいました。なので調整はかなり適当になってしまっています。その後、この構築では
・基本選出で電気の一貫が切れてない
・ムゲンダイナの処理が相手の振り方・立ち回り次第になる
・急増したガマゲロゲが重すぎる
などの課題があり、軸の考え方は変えずに別の並びを使っていたが思ったような結果が出ず、最終日にはこの構築に戻ってきました。結果はあまり出なかったですが、初めて最終日の夜遅くまで潜り続けられたことで、憧れの強者たちとマッチングできたことはとてもいい経験になりました。来シーズンは他の禁伝にふれながらもっと強い構築を組んで結果を出していきたいと思います。
【NBAについて】
ここからは記事とは関係ないです。僕は今までNBAについてのアカウントを持っていましたが、ポケ勢の方々と考えを共有したいと思い、新しくポケモン垢を作りました。NBAは八村塁の影響もあり、日本でも盛り上がってきています。ポケモン好きでNBAも好きという人はなかなかいないと思いますが、もし僕と同じような趣味の方がいたら、仲良くしてくださるとありがたいです!